SG8-041地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

ODA(政府開発援助)の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

先進国の政府が発展途上国の開発のために行う資金援助や技術協力である

この問題のポイント

ODAの定義を問う。「政府が行う」「途上国の開発が目的」という2つの要素で、民間投資やNGO活動と区別できるかが軸。

解説

ODA(政府開発援助)は、先進国の政府や政府機関が、発展途上国の開発と福祉の向上を目的として行う援助である。営利目的の民間投資や、民間団体による支援とは区別される。
形態は大きく分けて、特定の相手国に直接行う二国間援助と、国連機関や世界銀行などを通じた多国間援助がある。二国間援助には、返済を求めない無償資金協力、研修員の受け入れや専門家派遣などの技術協力、低利で長期の貸付である円借款(有償資金協力)が含まれる。日本の実施機関は国際協力機構で、開発協力の専門家や海外協力隊を派遣している。
先進国の援助政策はOECDのDAC(開発援助委員会)が調整しており、援助の量や質の国際比較もDACの統計に基づく。
日本のODAは道路・港湾などの
インフラ整備
と人材育成に強みを持ち、アジア中心に展開されてきた歴史がある。

ひっかけポイント
主体が政府である点が定義の核心。民間企業の投資やNGOの活動と主体を入れ替える選択肢が定番である。

選択肢の確認

①「先進国の政府が発展途上国の開発のために行う資金援助や技術協力である」
正しい。
正解。ODAは先進国の政府・政府機関が途上国の開発のために行う援助で、無償資金協力・技術協力・円借款などがある。

②「民間企業が利益を目的として行う海外への投資である」
誤り。
誤答理由: 利益目的の民間投資は直接投資などであり、政府による開発目的の援助であるODAとは区別される。

③「非政府組織が募金をもとに行う国際的な支援活動である」
誤り。
誤答理由: 民間団体による支援はNGOの活動。ODAは政府が主体である点が定義の核心。

④「発展途上国が先進国に対して行う経済援助である」
誤り。
誤答理由: ODAは先進国から発展途上国への援助で、援助の方向が逆である。

覚えるポイント

  • ODA=政府による途上国への開発援助
  • 二国間(無償・技術協力・円借款)と多国間がある
  • 調整機関はOECDのDAC、日本はアジア中心

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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