SG8-045地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

日本のODAの特徴として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

アジア諸国を中心に、道路や港湾などのインフラ整備と技術協力に重点を置いてきた

この問題のポイント

日本のODAの地域的・内容的特徴を問う。アジア中心・インフラと人づくり重視という歴史的特徴が判断の軸。

解説

日本のODAは、戦後賠償を出発点としてアジア諸国を中心に展開されてきた歴史を持つ。インドネシア・ベトナム・インドなどへの援助額が大きく、道路・港湾・鉄道・発電所といった経済インフラの整備と、研修や専門家派遣による技術協力(人づくり)に重点を置いてきたことが特徴である。返済を前提とする円借款の割合が比較的高いことも、相手国の自助努力を重視する日本の援助姿勢の表れとされる。
日本の援助額は1990年代には世界一だったが、財政難により減少し、現在はアメリカ・ドイツなどに次ぐ規模である。GNI(国民総所得)に対する比率は国連目標の0.7パーセントに届いておらず、これは主要援助国の多くに共通する課題でもある。
近年は、人間の安全保障の理念の下で保健・教育などへの支援や、アフリカ開発会議を通じたアフリカ支援、災害復興支援など、対象と内容を広げている。

ひっかけポイント
「アフリカのみ」「資金のみ」という限定は誤り。GNI比0.7パーセント目標は未達成である点も数値問題で問われる。

選択肢の確認

①「アジア諸国を中心に、道路や港湾などのインフラ整備と技術協力に重点を置いてきた」
正しい。
正解。日本のODAは戦後賠償を起点にアジア中心で、インフラ整備と技術協力(人づくり)に重点を置いてきた。

②「援助先はアフリカ諸国のみに限定されている」
誤り。
誤答理由: 援助先はアジアが中心で、アフリカのみという限定は誤り。近年はアフリカ支援も拡大している。

③「資金援助のみを行い、人材の派遣は一切行っていない」
誤り。
誤答理由: 日本のODAは専門家派遣や海外協力隊など人材による技術協力も大きな柱としている。

④「国民総所得に対する援助額の割合は国際目標を大きく上回っている」
誤り。
誤答理由: 日本のGNI比はまだ国連目標0.7パーセントに達しておらず、大きく上回るという記述は誤り。

覚えるポイント

  • 日本のODAはアジア中心、インフラ整備と技術協力に重点
  • 円借款の割合が高く自助努力を重視
  • GNI比0.7パーセントの国連目標は未達成

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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