SG8-042|地理総合・地理探究 対策問題
国際協力における NGO(非政府組織)の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
政府から独立した民間の組織で、国境を越えて医療・教育・環境などの支援活動を行う
この問題のポイント
NGOの性格を問う。「非政府・非営利・国境を越える」という3つの特徴で、国際機関や企業と区別できるかが軸。
解説
NGO(非政府組織)は、政府から独立した民間の非営利組織で、国境を越えた課題に取り組む団体を指す。紛争地や災害被災地で医療を提供する国境なき医師団、子どもの支援を行う団体、環境保護団体などが代表例である。
特徴は、政府間の合意を待たずに機動的に活動できること、現地の住民に寄り添った草の根の支援ができることである。政府の手が届きにくい紛争地域や少数者への支援で大きな役割を果たし、国連の会議にオブザーバーとして参加するなど国際政治への影響力も強めている。
国内の課題に取り組む民間非営利団体は**NPO(非営利組織)**と呼び分けられることが多い。日本では1998年のNPO法(特定非営利活動促進法)で法人格の取得が容易になった。
日本のODAにも、NGOと連携して草の根レベルの支援を行う仕組みがあり、政府とNGOの協力は国際協力の重要な潮流である。
ひっかけポイント
政府代表で構成されるのは国際機関(政府間組織)。NGOは非政府・非営利であり、企業とも国際機関とも異なる。
選択肢の確認
①「各国の政府代表で構成される国際機関である」
❌ 誤り。
誤答理由: 各国政府の代表で構成されるのは国際機関(政府間組織)で、非政府組織とは対の概念である。
②「利益の最大化を目的として国際的に活動する企業である」
❌ 誤り。
誤答理由: NGOは非営利の組織で、利益の最大化を目的とする企業とは性格が異なる。
③「軍事同盟に基づいて派遣される部隊である」
❌ 誤り。
誤答理由: 軍事同盟に基づく部隊はNGOではない。NGOは民間の平和的な支援活動を行う組織である。
④「政府から独立した民間の組織で、国境を越えて医療・教育・環境などの支援活動を行う」
✅ 正しい。
正解。NGOは政府から独立した非営利の民間組織で、国境なき医師団のように国境を越えて支援活動を行う。
覚えるポイント
- NGO=非政府・非営利・国境を越えて活動
- 機動的で草の根の支援が強み(国境なき医師団など)
- 国内活動中心のNPOと呼び分け、ODAとの連携も進む
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。