SG8-043地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

フェアトレードの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

発展途上国の産品を適正な価格で継続的に取引し、生産者の生活の改善と自立を支える仕組みである

この問題のポイント

フェアトレードの仕組みを問う。「適正な価格」「継続的な取引」「生産者の自立」という3つのキーワードが判断の軸。

解説

フェアトレード(公正な貿易)は、コーヒー・カカオ・バナナ・綿花など発展途上国の産品を、適正な価格継続的に取引することで、生産者や労働者の生活改善と自立を支える貿易の仕組みである。
背景には、一次産品の国際価格の乱高下や、買い手側の力が強い取引構造の下で、途上国の小規模生産者が十分な収入を得られず、貧困や児童労働につながってきた問題がある。フェアトレードでは、最低価格の保証や割増金(プレミアム)の支払いを通じて、教育・医療など地域の発展にも資金が回る。
基準を満たした製品には国際フェアトレード認証ラベルが付けられ、消費者はラベルを目印に選択できる。人や社会・環境に配慮した消費行動は**エシカル消費(倫理的消費)**と呼ばれ、フェアトレード製品の購入はその代表例である。
消費者の選択を通じて地球的課題の解決に参加できる、身近な国際協力として出題される。

ひっかけポイント
「安く買いたたく」のは従来の不公正な構造で、フェアトレードはその是正策。援助ではなく貿易を通じた自立支援である点も特徴。

選択肢の確認

①「先進国どうしの間でのみ行われる関税の引き下げ交渉である」
誤り。
誤答理由: 先進国間の関税交渉は貿易自由化の話で、途上国生産者の支援というフェアトレードの趣旨と異なる。

②「発展途上国への武器の輸出を促進する制度である」
誤り。
誤答理由: 武器輸出の促進は貿易を通じた生活改善・自立支援というフェアトレードとは全く関係がない。

③「発展途上国の産品を適正な価格で継続的に取引し、生産者の生活の改善と自立を支える仕組みである」
正しい。
正解。フェアトレードは途上国の産品を適正価格で継続的に取引し、生産者の生活改善と自立を支える仕組みである。

④「発展途上国の産品をできるだけ安く買いたたいて輸入する仕組みである」
誤り。
誤答理由: 安く買いたたく取引は、フェアトレードが是正しようとする不公正な構造そのものである。

覚えるポイント

  • 適正価格・継続取引で途上国生産者の自立を支援
  • 対象はコーヒー・カカオなど一次産品、認証ラベルが目印
  • エシカル消費の代表例、消費者が参加できる国際協力

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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