SG5-050地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

フェアトレードの説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

発展途上国の農産物や製品を適正な価格で継続的に取引し、生産者の生活の改善と自立を支援する仕組みである

この問題のポイント

フェアトレードの定義を問う。「安く買う」のではなく「適正な価格で買う」という点、援助ではなく貿易を通じた自立支援という点が判断の軸。

解説

フェアトレード(公正貿易)とは、発展途上国の産品を適正な価格で継続的に購入することで、生産者の生活改善と経済的自立を支援する貿易の仕組みである。
コーヒー・カカオ・バナナ・綿花などの一次産品は、国際価格の変動が激しく、立場の弱い小規模生産者は安く買いたたかれやすい。児童労働が生まれる背景にも、こうした低価格での取引がある。フェアトレードは、生産費や生活費を賄える価格を保証し、前払いなど長期的な取引関係を築くことで、この構造を変えようとするものである。
基準を満たした商品には認証ラベルが付けられ、消費者はラベルの付いた商品を選んで買うことで生産者を支援できる。買い物という日常の行動を通じて地球的課題の解決に参加する**倫理的消費(エシカル消費)**の代表例であり、SDGsの理念とも結び付いている。

ひっかけポイント
「できるだけ安く買う」は通常の取引の論理で、フェアトレードの適正価格とは正反対。無償の物資配布(援助)や輸入制限(保護貿易)との混同を突く選択肢も定番である。

選択肢の確認

①「発展途上国の産品をできるだけ安く買い付けて、先進国の消費者に安価に販売する仕組みである」
誤り。
誤答理由: できるだけ安く買い付けるのは従来の取引の論理であり、生産者が買いたたかれる構造を変えるフェアトレードの発想と正反対である。

②「先進国の製品を発展途上国に無償で配布する援助のことである」
誤り。
誤答理由: 無償の物資配布は援助であり、フェアトレードは貿易(取引)を通じた自立支援である点で異なる。

③「関税を引き上げて発展途上国からの輸入品を制限する政策である」
誤り。
誤答理由: 関税引き上げによる輸入制限は保護貿易政策であり、途上国産品の購入を促すフェアトレードとは目的も手段も異なる。

④「発展途上国の農産物や製品を適正な価格で継続的に取引し、生産者の生活の改善と自立を支援する仕組みである」
正しい。
正解。フェアトレードは途上国の産品を適正な価格で継続的に取引し、生産者の生活改善と自立を支援する仕組みで、認証ラベルを通じて消費者も参加できる。

覚えるポイント

  • 適正な価格での継続的な取引により生産者の自立を支援
  • 対象はコーヒー・カカオなど途上国の一次産品
  • 認証ラベルと倫理的消費を通じて消費者も参加できる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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