SG5-049地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

世界の食料問題に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

世界全体では人口を養える食料が生産されているが、分配の偏りにより、サハラ以南アフリカなどでは飢餓に苦しむ人々が多い

この問題のポイント

食料問題の本質が「生産量の絶対的不足」ではなく「分配の偏り」にあることを問う。飢餓の分布と食品ロスの対比が判断の軸。

解説

世界の穀物生産量は、計算上は世界人口を十分に養える水準にある。それにもかかわらず、世界では数億人規模の人々が飢餓や栄養不足に苦しんでいる。問題の本質は生産の絶対的不足ではなく、食料の分配の偏りにある。
飢餓人口はサハラ以南アフリカや南アジアに集中し、紛争、干ばつなどの気候変動、貧困による購買力の不足が重なって深刻化する。穀物が先進国の家畜の飼料やバイオ燃料の原料に大量に回されることも、偏りを生む構造的要因である。
一方、先進国ではまだ食べられる食品が大量に捨てられる食品ロスが発生しており、日本でも年間数百万トン規模に上る。
国連の**WFP(世界食糧計画)FAO(国連食糧農業機関)**が食料援助や農業支援を行っており、飢餓の撲滅はSDGsの目標にも掲げられている。

ひっかけポイント
「生産の絶対的不足が唯一の原因」とする選択肢が定番のひっかけ。世界全体では足りているのに分配が偏っている、という構図をつかむ。飢餓の集中地域はサハラ以南アフリカである。

選択肢の確認

①「飢餓人口は先進国に集中しており、発展途上国ではほとんどみられない」
誤り。
誤答理由: 飢餓人口が集中するのはサハラ以南アフリカや南アジアなどの発展途上地域であり、先進国に集中という説明は分布が逆である。

②「世界の食料生産量が人口に対して絶対的に不足していることが飢餓の唯一の原因である」
誤り。
誤答理由: 世界の穀物生産は計算上人口を養える水準にあり、問題の本質は生産の絶対的不足ではなく分配の偏りにある。

③「食品ロスは発展途上国のみで発生し、先進国では発生していない」
誤り。
誤答理由: まだ食べられる食品の大量廃棄(食品ロス)はむしろ先進国で深刻であり、日本でも年間数百万トン規模に上る。

④「世界全体では人口を養える食料が生産されているが、分配の偏りにより、サハラ以南アフリカなどでは飢餓に苦しむ人々が多い」
正しい。
正解。世界全体では人口を養える食料が生産されているが、分配の偏りと貧困のため、サハラ以南アフリカや南アジアでは飢餓・栄養不足が集中して発生している。

覚えるポイント

  • 食料問題の本質は分配の偏り(生産量は人口を養える水準)
  • 飢餓はサハラ以南アフリカ・南アジアに集中
  • 先進国の食品ロスと対照的、WFP・FAOが支援

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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