SG5-053地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(2) 地球的課題と国際協力

国際協力におけるNGOの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

政府から独立した民間の非営利組織で、医療や人道支援など国境を越えたきめ細かい活動を行っている

この問題のポイント

NGOの定義を問う。「非政府」かつ「非営利」という二つの性格と、政府間組織や企業との区別が判断の軸になる。

解説

NGO(非政府組織)とは、政府から独立した民間の組織で、利益を目的とせず、平和・人権・環境・開発などの課題に取り組む団体をいう。国内の非営利団体を指すNPOとほぼ重なる概念だが、国際的な活動を行う組織を指してNGOと呼ぶことが多い。
代表例として、紛争地や災害地で医療活動を行う国境なき医師団、人権侵害を監視する団体、地雷禁止運動を主導した団体などがあり、ノーベル平和賞を受賞した組織も少なくない。
NGOの強みは、政府間の援助では手が届きにくい現地の住民に直接届くきめ細かい支援ができる点、政府の立場にとらわれず迫害された人々の側に立てる点にある。国連の会議にオブザーバーとして参加するなど、国際社会での発言力も高まっており、政府・国際機関・NGOが連携する国際協力が主流となっている。

ひっかけポイント
NGOは政府が出資する国際機関でも、利益を追求する企業でもない。「非政府」「非営利」の二つの要素が定義の核心で、どちらかを外した選択肢が定番のひっかけである。

選択肢の確認

①「政府から独立した民間の非営利組織で、医療や人道支援など国境を越えたきめ細かい活動を行っている」
正しい。
正解。NGOは政府から独立した非営利の民間組織で、国境なき医師団のように国境を越えて現地に直接届くきめ細かい支援を行える点が強みである。

②「各国政府が出資して設立される国際機関の一種である」
誤り。
誤答理由: 各国政府が出資して設立されるのは国連などの国際機関(政府間組織)であり、非政府組織であるNGOとは主体が異なる。

③「利益の最大化を目的として国境を越えて活動する多国籍企業である」
誤り。
誤答理由: 多国籍企業は利益を目的とする営利組織である。NGOは非営利であり、目的が根本的に異なる。

④「活動範囲が自国内に限定されている行政機関である」
誤り。
誤答理由: NGOはむしろ国境を越えた活動を特徴とする。国内活動中心の非営利団体はNPOと呼ばれることが多く、行政機関でもない。

覚えるポイント

  • NGOは政府から独立した非営利の民間組織
  • 国境なき医師団など、現地に直接届く支援が強み
  • 政府・国際機関と連携し国際協力の重要な担い手に

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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