TK6-050|地理総合・地理探究 対策問題
集村と散村についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
家屋が密集する集村に対し、砺波平野などでみられる散村は家屋が一戸ずつ分散し、各戸が周囲の耕地を管理しやすい
この問題のポイント
集村と散村という村落形態の区別と、散村の代表例である砺波平野、分散のもつ利点を問う。
解説
村落は家屋の集まり方から集村と散村に大別される。
集村は家屋が一か所に密集する形態で、共同作業や防御に有利である。形により、家屋が不規則に固まる塊村、道路沿いに列状に並ぶ路村、広場や教会を囲む円村(ヨーロッパ)などに分けられる。
散村は家屋が一戸ずつ点在する形態で、富山県の砺波平野が日本の代表例である。各家が自分の耕地の中に住むため、家から田畑への移動が短く、耕地の管理がしやすい。屋敷の周りには冬の季節風を防ぐ屋敷林が巡らされている。ほかに出雲平野や、計画的に土地を区画した北海道の農村、アメリカのタウンシップ制による農村でも散村がみられる。
散村の成立には、治安が安定していたこと、水が各地で得られたことなどの条件が関わっている。
ひっかけポイント
砺波平野=散村の代表例という組合せが最頻出。散村は「家が耕地の中にあるので便利」であり、耕地から遠いという記述は逆である。
選択肢の確認
①「散村では家屋と耕地が遠く離れるため、農作業に不便である」
❌ 誤り。
散村では家が自らの耕地の中にあるため田畑への移動が短く、農作業にはむしろ便利である。
②「家屋が密集する集村に対し、砺波平野などでみられる散村は家屋が一戸ずつ分散し、各戸が周囲の耕地を管理しやすい」
✅ 正しい。
正解。集村は家屋が密集する形態、散村は家屋が一戸ずつ分散する形態で、砺波平野の散村は各戸が周囲の耕地を管理しやすい。
③「散村は外敵への防御のために家屋を密集させた形態である」
❌ 誤り。
防御のために家屋を密集させるのは集村の説明であり、家屋が分散する散村の説明として誤りである。
④「砺波平野は家屋が密集した塊村の代表例として知られる」
❌ 誤り。
砺波平野は日本の散村の代表例であり、塊村の代表とする記述は正反対である。
覚えるポイント
- 集村=密集(塊村・路村・円村など)、散村=分散
- 散村の代表は砺波平野、屋敷林を伴う
- 散村は耕地管理に有利、成立には治安と水の条件
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。