TK6-052地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

条里制についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

古代に行われた土地区画制度で、碁盤目状の地割や「条」「里」のつく地名として現在も名残がみられる

この問題のポイント

条里制の時代(古代)と、碁盤目状の地割・地名という景観上の名残を結び付けて理解しているかを問う。

解説

条里制は、日本の古代(律令国家の時代)に行われた土地区画制度である。土地を約109メートル四方の正方形の区画に分け、碁盤目状に整然と区画した。
この区画は水田の形や道路・水路の配置として長く受け継がれ、奈良盆地や近江盆地などでは、現在の地形図にも碁盤目状の地割が読み取れる。また「条」「里」「坪」のつく地名が名残として各地に残る。
読図問題では、土地区画の形から開発の時代を推定させる出題が定番である。

  • 碁盤目状で小さな区画+条・里の地名: 古代の条里制
  • 道路沿いの短冊状地割: 江戸時代の新田集落
  • 大規模で整然とした碁盤目状区画: 明治以降の北海道の屯田兵村やアメリカのタウンシップ制
    このように、地割の形態は過去の土地制度を今に伝える歴史的景観である。

ひっかけポイント
条里制=古代、新田集落=江戸、屯田兵村・タウンシップ制=近代という時代の対応が最重要。似た碁盤目でも規模と時代が異なる。

選択肢の確認

①「江戸時代に新田開発のために導入された土地制度である」
誤り。
江戸時代の開発でつくられたのは新田集落であり、条里制は古代律令国家の制度である。

②「都市の中心から放射状・同心円状に道路を配置する制度である」
誤り。
条里制は正方形の区画を碁盤目状に並べた制度であり、放射同心円状の道路配置ではない。

③「アメリカ合衆国で導入された公有地の分割制度である」
誤り。
アメリカの公有地分割制度はタウンシップ制であり、日本の条里制とは別の制度である。

④「古代に行われた土地区画制度で、碁盤目状の地割や「条」「里」のつく地名として現在も名残がみられる」
正しい。
正解。条里制は古代の碁盤目状の土地区画制度で、地割や条・里のつく地名として現在も名残がみられる。

覚えるポイント

  • 条里制は古代の碁盤目状土地区画
  • 条・里のつく地名と地割が現在も残る
  • 新田集落・屯田兵村との時代の区別が頻出

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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