TK6-053地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

都市の立地についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

山地から平野への出口に発達した谷口集落や、河川の渡河点に発達した渡津集落のように、交通の結節点は都市の立地に適している

この問題のポイント

都市が交通の結節点に発達するという原則を、谷口集落・渡津集落などの類型で理解しているかを問う。

解説

都市は人・モノ・情報が集まる場所に成立するため、交通の結節点は都市立地の好条件となる。輸送手段が変わる地点や交通路が交わる地点では、物資の積み替えや取引が生まれ、市場や宿場が発達して都市へ成長した。
代表的な類型は次の通りである。

  • 谷口集落: 山地から平野への出口(谷口)に立地し、山地の産物と平野の産物の交易地となった。青梅(東京都)や寄居(埼玉県)など
  • 渡津集落: 河川の渡し場や渡河点に発達した集落。街道と川の交点にあたる
  • 峠のふもとの宿場町、街道の分岐点の町
  • 港湾都市: 海上交通と陸上交通の結節点
    このほか、防御に適した丘や城を核とした城下町、寺社の門前町など、立地には歴史的な機能も反映される。現在でも、鉄道の結節点や高速道路のインターチェンジ付近に都市機能が集まる論理は共通している。

ひっかけポイント
谷口集落は「山地と平野の境目」、渡津集落は「川の渡河点」。名称から立地を推測させ、別の地形と結び付けた誤答が作られやすい。

選択肢の確認

①「谷口集落とは海底の谷に建設された都市のことである」
誤り。
谷口集落の谷口は山地の谷が平野に開く出口のことであり、海底の谷とは無関係である。

②「渡津集落とは砂漠の中のオアシスに立地する都市のことである」
誤り。
渡津集落は川の渡し場に発達した集落であり、砂漠のオアシス都市とは別の類型である。

③「山地から平野への出口に発達した谷口集落や、河川の渡河点に発達した渡津集落のように、交通の結節点は都市の立地に適している」
正しい。
正解。谷口集落は山地から平野への出口、渡津集落は河川の渡河点という交通の結節点に発達した。

④「都市は交通路とは無関係な場所に立地するのが一般的である」
誤り。
都市は人・モノが集まる交通の結節点にこそ発達しやすく、交通路と無関係という記述は原則に反する。

覚えるポイント

  • 都市は交通の結節点に発達しやすい
  • 谷口集落=山地から平野への出口の交易地
  • 渡津集落=河川の渡河点の集落

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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