TK-B4-01地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

発展途上国の都市化についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

人口や政治・経済機能が第2位以下の都市を大きく引き離して首位都市に集中するプライメートシティがみられ、バンコクなどが代表例である

この問題のポイント

プライメートシティの定義と、途上国の都市化の特徴を問う。「首位都市への一極集中」「経済発展に先行する人口流入」という2点がわかれば解ける。

解説

プライメートシティ(首位都市)とは、人口規模や政治・経済機能が第2位以下の都市を大きく引き離して集中している都市をいう。タイのバンコクが代表例で、メキシコシティ、ブエノスアイレス、カイロなどにも同様の傾向がみられる。
発展途上国の都市化の特徴は、工業化などの経済発展に先行して、農村の貧困や人口増加に押し出された人々が大都市へ急激に流入する点にある。雇用や住宅の供給が追いつかないため、都市には深刻な問題が生じる。

  • 正規の雇用に就けない人々による露天商などのインフォーマルセクターの拡大
  • 劣悪な住環境のスラムの形成
  • 交通渋滞、大気汚染、ごみ処理などの都市環境問題
    先進国の都市化が産業革命以降の工業化とともに徐々に進んだのと対照的である。一国の機能が首位都市に偏ることは、国土の均衡ある発展を妨げる課題ともなっている。

ひっかけポイント
プライメートシティは「突出した首位都市」であり、人口最少や第2位との差が小さいという説明は定義の逆。途上国の都市化は「経済発展に先行する」点が先進国との違いとして問われる。

選択肢の確認

①「人口や政治・経済機能が第2位以下の都市を大きく引き離して首位都市に集中するプライメートシティがみられ、バンコクなどが代表例である」
正しい。
正解。プライメートシティは第2位以下を大きく引き離して人口・機能が集中する首位都市であり、タイのバンコクが代表例である。

②「プライメートシティとは、国内で人口が最も少ない都市のことを指す」
誤り。
誤答理由: プライメートシティは人口・機能が突出して集中する首位都市であり、人口最少の都市という説明は定義の正反対である。

③「発展途上国の都市化は工業化が十分に完了してから進むため、都市への急激な人口流入は起こらない」
誤り。
誤答理由: 途上国の都市化は経済発展に先行して農村からの人口が急激に流入する点に特徴があり、工業化完了後に進むという説明は先進国型である。

④「プライメートシティでは、第2位の都市との人口差がほとんどみられない」
誤り。
誤答理由: プライメートシティの定義は第2位都市との圧倒的な格差にあり、人口差がほとんどないという説明は矛盾する。

覚えるポイント

  • プライメートシティ=第2位以下を大きく引き離す首位都市
  • バンコク・メキシコシティなどが代表例
  • 途上国の都市化は経済発展に先行し、スラムなどの問題を伴う

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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