TK7-045地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

バングラデシュについて述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

ガンジスデルタの低平な国土はサイクロンによる高潮や洪水の被害を受けやすく、近年は縫製業が輸出産業として成長している

この問題のポイント

デルタの低平な国土と水害(サイクロン・洪水)の関係、縫製業による輸出工業化を問う。

解説

バングラデシュは、ガンジス川とブラマプトラ川が形成した世界最大級のデルタに位置する。国土の大部分が海抜数メートルの低平地であるため、ベンガル湾で発生するサイクロン高潮や、雨季の洪水の被害を受けやすく、過去に多数の犠牲者を出してきた。地球温暖化による海面上昇の影響を最も受けやすい国の一つともされる。
日本の4割ほどの国土に約1.7億人が暮らし、人口密度は主要国の中で世界最高水準である。
経済面では、安価で豊富な労働力を生かした縫製業(衣類の生産)が急成長し、衣類の輸出では中国に次ぐ世界有数の地位となった。欧米や日本向けの衣類生産が外貨獲得の柱である一方、工場の労働環境や安全性が国際的な課題となってきた。かつてはデルタで栽培されるジュートが主要輸出品だった。

ひっかけポイント
国土は高原ではなく低平なデルタで、水害に脆弱という因果が核心。輸出の柱は原油ではなく衣類(縫製業)であり、人口密度は世界最高水準である。

選択肢の確認

①「ガンジスデルタの低平な国土はサイクロンによる高潮や洪水の被害を受けやすく、近年は縫製業が輸出産業として成長している」
正しい。
正解。バングラデシュはガンジスデルタの低平地でサイクロン・洪水に脆弱であり、近年は縫製業が輸出の柱に成長した。

②「バングラデシュの国土の大半は標高の高い高原で、洪水とはほとんど無縁である」
誤り。
誤答理由: 国土の大半は海抜数メートルのデルタ低地であり、高原という記述は正反対である。低平さゆえに水害に弱い。

③「バングラデシュの最大の輸出品は国内で産出される原油である」
誤り。
誤答理由: バングラデシュの輸出の柱は衣類(縫製品)であり、原油は産出しない。

④「バングラデシュの人口密度は世界で最も低い水準にある」
誤り。
誤答理由: バングラデシュの人口密度は主要国の中で世界最高水準であり、最も低いという記述は正反対である。

覚えるポイント

  • ガンジスデルタの低平地でサイクロン・洪水に脆弱
  • 人口密度は世界最高水準
  • 縫製業が成長し衣類輸出は世界有数

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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