TK7-046地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

スリランカについて述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

高地での茶の栽培が植民地時代に始まって主要な輸出品となり、多数派のシンハラ人と少数派のタミル人の対立による内戦を経験した

この問題のポイント

スリランカの茶のプランテーションと、シンハラ人・タミル人の民族構成および内戦を問う。

解説

インド洋の島国スリランカ(旧セイロン)では、イギリス植民地時代に中央高地で茶のプランテーションが開かれ、セイロンティーとして知られる茶が現在も主要輸出品である。水はけのよい高地の斜面が茶の栽培に適しており、農園労働力として南インドからタミル人が移住させられた歴史をもつ。
民族構成は、仏教を信仰する多数派のシンハラ人(約7割)と、ヒンドゥー教を信仰する少数派のタミル人からなる。独立後、シンハラ語優遇政策などをきっかけに対立が深まり、タミル人武装組織との内戦が四半世紀にわたって続いた(2009年終結)。
宗教・言語の異なる民族の併存と植民地期の人口移動が紛争の背景になったという構図は、民族問題の典型例として出題される。近年は対外債務の危機による経済混乱も経験した。

ひっかけポイント
多数派はシンハラ人(仏教)、少数派がタミル人(ヒンドゥー教)で、この組合せの入れ替えが定番。主要輸出品の茶をコーヒーとする記述にも注意。

選択肢の確認

①「スリランカでは標高の高い土地では茶の栽培は不可能とされている」
誤り。
誤答理由: スリランカの茶はむしろ水はけのよい高地の斜面で栽培され、高地栽培が品質を支えている。

②「スリランカの人口の多数派はタミル人である」
誤り。
誤答理由: 多数派は仏教徒のシンハラ人で約7割を占める。タミル人は少数派であり、構成が逆である。

③「スリランカはコーヒー豆の生産量が世界一の国である」
誤り。
誤答理由: コーヒー生産世界一はブラジルである。スリランカの代表的輸出品は茶である。

④「高地での茶の栽培が植民地時代に始まって主要な輸出品となり、多数派のシンハラ人と少数派のタミル人の対立による内戦を経験した」
正しい。
正解。スリランカは高地の茶(セイロンティー)が主要輸出品で、多数派シンハラ人と少数派タミル人の内戦を経験した。

覚えるポイント

  • 高地の茶(セイロンティー)が主要輸出品
  • 多数派シンハラ人は仏教、少数派タミル人はヒンドゥー教
  • 民族対立による内戦は2009年に終結

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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