TK8-044地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

グレートアーテジアン盆地の掘り抜き井戸についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

自噴する被圧地下水をくみ上げ、主に羊や牛の飲み水として利用してきた

この問題のポイント

掘り抜き井戸の水の性質と用途を問う。被圧地下水=自噴、塩分を含むため家畜用という対応が判断の軸。

解説

グレートアーテジアン(大鑽井)盆地は、オーストラリア内陸東部に広がる世界最大級の鑽井盆地である。
この盆地では、東部のグレートディヴァイディング山脈に降った雨が地下に浸透し、不透水層に挟まれた被圧地下水として盆地の地下に蓄えられている。井戸を掘ると水圧によって自噴することから、掘り抜き井戸と呼ばれる。
ただし、この地下水は塩分をやや含むため、農作物の灌漑や飲用には適さず、主に羊や肉牛の飲み水として利用されてきた。乾燥した内陸で牧畜(特に羊の放牧)が成立してきたのは、この地下水があったからである。オーストラリアが羊毛の世界的生産国となった自然的基盤といえる。
近年は、くみ上げすぎによる水圧の低下が問題となり、井戸の管理が進められている。「乾燥地の水資源と牧畜の結びつき」を示す代表例として、アメリカのオガララ帯水層と対比して問われる。

ひっかけポイント
水は塩分を含むため灌漑・飲用に不向きで、家畜用が中心。「稲作に利用」「水道水」は水質の点で成り立たない。

選択肢の確認

①「自噴する被圧地下水をくみ上げ、主に羊や牛の飲み水として利用してきた」
正しい。
正解。掘り抜き井戸は自噴する被圧地下水をくみ上げるもので、塩分を含むため主に羊や牛の飲み水に使われてきた。

②「この地下水は塩分をまったく含まない純水で、大規模な稲作に利用されている」
誤り。
誤答理由: この地下水は塩分をやや含み、灌漑や飲用には適さない。大規模稲作という利用は成り立たない。

③「掘り抜き井戸の水は都市の水道水として主に利用されている」
誤り。
誤答理由: 水質の問題から都市の水道水には適さず、家畜の飲み水が主な用途である。

④「グレートアーテジアン盆地は大陸の南西部の海岸沿いに位置する」
誤り。
誤答理由: グレートアーテジアン盆地は内陸東部に位置し、南西部の海岸沿いではない。

覚えるポイント

  • 被圧地下水が自噴する掘り抜き井戸
  • 塩分を含むため主に羊・牛の飲み水に利用
  • 内陸の牧羊を支えた自然的基盤

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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