JH-A3-12歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究A 原始・古代の日本と東アジア(3) 古代の国家・社会の展開と画期

和同開珎(708年鋳造)について述べた記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

武蔵国からの銅の献上を機に鋳造され、政府は蓄銭叙位令などで流通を図った

背景・因果

武蔵国秩父からの和銅(自然銅)献上を機に和同開珎が鋳造され、蓄銭叙位令(711年)で流通が促されたが、実際の流通は畿内周辺に限られ、地方では稲・布が交換手段であり続けた。それ以前の富本銭(天武朝ごろ)の存在も、資料問題で言及される。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「武蔵国からの銅の献上を機に鋳造され、政府は蓄銭叙位令などで流通を図った」。武蔵国秩父からの和銅献上を機に708年に和同開珎が鋳造され、711年の蓄銭叙位令などで流通が奨励された。政府による貨幣流通策と対応する。

  • 混同防止「日本で最初に作られた鉄製の貨幣である」:和同開珎は銅銭であり鉄製ではない。また、それ以前の富本銭も確認されているため、単純に日本最初の貨幣ともいえない。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「和同開珎の発行により、稲や布による取引は完全に消滅した」
貨幣発行後も稲や布は租税・交換の手段として用いられた。和同開珎だけが従来の交換手段を完全に置き換えたのではない。

② ✅ 正解「武蔵国からの銅の献上を機に鋳造され、政府は蓄銭叙位令などで流通を図った」
武蔵国秩父からの和銅献上を機に708年に和同開珎が鋳造され、711年の蓄銭叙位令などで流通が奨励された。政府による貨幣流通策と対応する。

③ ❌ 誤答「日本で最初に作られた鉄製の貨幣である」
和同開珎は銅銭であり鉄製ではない。また、それ以前の富本銭も確認されているため、単純に日本最初の貨幣ともいえない。

④ ❌ 誤答「全国の庶民の間で広く日常的に使われた」
和同開珎の流通は都と畿内周辺が中心で、全国の庶民に日常貨幣として均等に普及したわけではない。地方では現物交換も続いた。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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