JH-A3-13|歴史総合・日本史探究 対策問題
唐僧鑑真について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
渡航の失敗を重ねながら来日し、正式の戒律を伝えて唐招提寺を開いた
背景・因果
鑑真は5度の渡航失敗と失明を乗り越えて753年に来日し、東大寺に戒壇を設けて正式の授戒制度を整え、唐招提寺を開いた。仏教が国家の管理する制度として整う過程を示す人物。遣唐使とともに、唐との人の往来を問う題材になる。
覚えるポイント
核となる対応:「渡航の失敗を重ねながら来日し、正式の戒律を伝えて唐招提寺を開いた」。唐僧鑑真は5度の渡航失敗を経て753年に来日し、正式な授戒制度を整えて唐招提寺を開いた。奈良仏教の戒律と対応する人物である。
混同防止「日本から唐へ渡り、そのまま唐の高官となった人物である」:鑑真は唐から日本へ招かれた中国僧であり、日本から唐へ渡って高官になった人物ではない。渡航方向が逆である。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「渡航の失敗を重ねながら来日し、正式の戒律を伝えて唐招提寺を開いた」
唐僧鑑真は5度の渡航失敗を経て753年に来日し、正式な授戒制度を整えて唐招提寺を開いた。奈良仏教の戒律と対応する人物である。
② ❌ 誤答「日本から唐へ渡り、そのまま唐の高官となった人物である」
鑑真は唐から日本へ招かれた中国僧であり、日本から唐へ渡って高官になった人物ではない。渡航方向が逆である。
③ ❌ 誤答「禅宗を日本に初めて伝えた僧である」
禅宗を鎌倉時代に広めた代表は臨済宗の栄西や曹洞宗の道元である。鑑真が伝えた中心は戒律である。
④ ❌ 誤答「平安時代に来日し、天台宗を開いた」
鑑真の来日は奈良時代の753年で、天台宗を開いたのは平安初期の最澄である。時代・宗派・人物のすべてが異なる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。