JH-C3-16歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

蛮社の獄(1839年)について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

モリソン号事件への幕府の対応を批判した高野長英・渡辺崋山らが処罰された

背景・因果

1837年のモリソン号事件(日本人漂流民を送還に来た米商船を異国船打払令に基づき砲撃)を、高野長英(『戊戌夢物語』)や渡辺崋山(『慎機論』)が批判すると、幕府は1839年の蛮社の獄で彼らを処罰した。対外危機と言論統制の関係を問う題材。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「モリソン号事件への幕府の対応を批判した高野長英・渡辺崋山らが処罰された」。モリソン号事件で漂流民送還船を砲撃した幕府を、高野長英と渡辺崋山が批判したため、1839年の蛮社の獄で処罰された。対外政策と言論弾圧の関係を示す。

  • 混同防止「キリシタン大名が処罰された事件である」:処罰対象はキリシタン大名ではなく、幕府の異国船打払令を批判した蘭学者・知識人だった。キリシタン大名の統制は江戸初期の別問題である。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「キリシタン大名が処罰された事件である」
処罰対象はキリシタン大名ではなく、幕府の異国船打払令を批判した蘭学者・知識人だった。キリシタン大名の統制は江戸初期の別問題である。

② ❌ 誤答「蘭学の研究が幕府によって奨励された出来事である」
蛮社の獄は蘭学者を弾圧した事件で、研究を奨励する政策ではない。幕府批判を封じる言論統制として位置付けられる。

③ ❌ 誤答「外国船の乗組員が処罰された事件である」
処罰された中心人物は高野長英・渡辺崋山ら日本人である。モリソン号の外国人乗組員を国内裁判で処罰した事件ではない。

④ ✅ 正解「モリソン号事件への幕府の対応を批判した高野長英・渡辺崋山らが処罰された」
モリソン号事件で漂流民送還船を砲撃した幕府を、高野長英と渡辺崋山が批判したため、1839年の蛮社の獄で処罰された。対外政策と言論弾圧の関係を示す。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
JH-C3-15JH-C3-17