RS-D2-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
1973年の第一次石油危機が日本経済に与えた影響として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
狂乱物価と呼ばれる激しいインフレが起き、高度経済成長が終わった
背景・因果
第四次中東戦争を機に原油価格が高騰し、日本は狂乱物価と戦後初のマイナス成長を経験して高度経済成長が終焉した。以後、省エネ・減量経営を通じて安定成長へ移行する。
覚えるポイント
核となる対応:「狂乱物価と呼ばれる激しいインフレが起き、高度経済成長が終わった」。第一次石油危機で原油価格が急騰し、狂乱物価と戦後初のマイナス成長が生じた。これを画期に日本経済は高度成長から安定成長へ移った。
混同防止「高度経済成長が続き、物価は安定した」:原油価格高騰によって物価上昇と生産停滞が起こり、高度経済成長は終わった。物価が安定したまま高成長が続いたわけではない。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「エネルギーの中東依存が解消された」
石油危機後も日本の中東原油への依存は残ったが、輸入先の分散や代替エネルギーへの取り組みが進んだ。危機によって依存が直ちに解消したわけではない。
② ❌ 誤答「省エネルギー技術の開発は行われなかった」
企業は省エネルギー・省資源技術を開発し、産業構造も知識集約型へ転換した。技術開発が行われなかったという説明は逆である。
③ ❌ 誤答「高度経済成長が続き、物価は安定した」
原油価格高騰によって物価上昇と生産停滞が起こり、高度経済成長は終わった。物価が安定したまま高成長が続いたわけではない。
④ ✅ 正解「狂乱物価と呼ばれる激しいインフレが起き、高度経済成長が終わった」
第一次石油危機で原油価格が急騰し、狂乱物価と戦後初のマイナス成長が生じた。これを画期に日本経済は高度成長から安定成長へ移った。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。