KO3-020|公共・政治経済 対策問題
メディアリテラシーの説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
情報を鵜呑みにせず、発信者の意図や根拠を吟味して主体的に読み解き、活用する能力
この問題のポイント
メディアリテラシーの定義を問う問題。「批判的に吟味する」ことと「すべてを拒否する」ことの違いが判断の軸になる。
解説
メディアリテラシーとは、メディアの伝える情報を批判的に読み解き、真偽や価値を判断し、さらに自ら適切に発信する能力をいう。
具体的には次のような姿勢である。
- その情報は誰が・何のために発信したのかを考える
- 事実と意見・推測を区別する
- 複数の情報源を照合して確かめる(ファクトチェック)
- 統計やグラフの見せ方に注意する
重要なのは、批判的とは「すべてを疑って拒否する」ことではなく、根拠に基づいて確かめたうえで活用する態度だという点である。
誰もがSNSで発信者になれる現代では、誤った情報を拡散しない責任も含めてメディアリテラシーの一部となる。この能力は、世論が操作されない健全な民主政治を支える市民の基礎体力といえる。
ひっかけポイント
「機器の操作技能」とすり替える選択肢と、「一つの情報源に絞る」「全部拒否する」という極端化が定番の誤り。吟味して活用する、が正解の型である。
選択肢の確認
①「情報を鵜呑みにせず、発信者の意図や根拠を吟味して主体的に読み解き、活用する能力」
✅ 正しい。
正解。メディアリテラシーは、発信者の意図や根拠を吟味して情報を批判的に読み解き、適切に活用・発信する能力を指す。
②「できるだけ多くの情報機器を所有し、操作に習熟すること」
❌ 誤り。
誤答理由: 情報機器の所有や操作技能はメディアリテラシーの本質ではない。問われているのは情報の内容を吟味する力である。
③「信頼できる一つの情報源だけを決めて、それ以外の情報を遮断すること」
❌ 誤り。
誤答理由: 一つの情報源だけに依存することは、偏りや誤りを見抜けなくする。複数の情報源を照合することがメディアリテラシーの基本である。
④「マスメディアの報道をすべて虚偽とみなして拒否すること」
❌ 誤り。
誤答理由: すべてを虚偽とみなす全面的な拒否は批判的思考ではない。根拠に基づいて真偽を確かめ、確かな情報は活用する態度が正しい。
覚えるポイント
- 情報を批判的に読み解き、判断し、発信する能力
- 発信者の意図・根拠の吟味と複数情報源の照合
- 拡散しない責任を含む発信者側の倫理も含む
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。