KO8-028公共・政治経済 対策問題

公共B 社会に参画する私たち(4) 情報社会と職業・雇用

フィルターバブルの説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

アルゴリズムが利用者の好みに合う情報を優先表示し、異なる視点の情報に触れにくくなる現象

この問題のポイント

フィルターバブルの定義を問う。仕組みの主体が検索サイトやSNSのアルゴリズムである点が判断の軸。

解説

フィルターバブルとは、検索サイトやSNSのアルゴリズムが、利用者の閲覧履歴や行動データをもとに「その人が好みそうな情報」を自動的に選んで優先表示する結果、利用者が自分の関心や意見に合う情報の泡(バブル)に包まれ、異なる視点の情報に触れにくくなる現象をいう。
重要なのは、これが利用者自身の自覚的な選択ではなく、システム側の情報の選別によって生じる点である。本人は世の中の情報を広く見ているつもりでも、実際には濾過(フィルタリング)された情報だけを見ている可能性がある。
似た概念に
エコーチェンバー
があるが、こちらは同じ意見の人どうしが集まる場で意見が反響し増幅される現象を指す。フィルターバブルは技術的な選別、エコーチェンバーは同質集団内の反響、と区別される。どちらも社会の分断を深める要因として、民主主義との関わりで出題される。

ひっかけポイント
エコーチェンバー(同質集団内での意見の増幅)との区別が頻出。フィルターバブルの主語はアルゴリズムによる自動的な選別である。

選択肢の確認

①「大量の広告メールが自動的に送信される現象」
誤り。
迷惑メールの大量送信はスパムの問題であり、情報の選別による視野の偏りとは別の現象である。

②「通信回線の混雑によって情報の表示が遅くなる現象」
誤り。
回線の混雑は通信インフラの問題であり、フィルターバブルとは無関係である。

③「パスワードの流出によって個人情報が漏れる現象」
誤り。
パスワード流出は情報セキュリティの問題であり、アルゴリズムによる情報選別の現象ではない。

④「アルゴリズムが利用者の好みに合う情報を優先表示し、異なる視点の情報に触れにくくなる現象」
正しい。
正解。フィルターバブルは、アルゴリズムが利用者の履歴に基づき好みに合う情報を優先表示し、異なる視点から遮断される現象である。

覚えるポイント

  • フィルターバブル=アルゴリズムによる情報の選別
  • 利用者は無自覚のまま多様な情報から遮断される
  • エコーチェンバー(同質集団の反響)と区別する

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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