WT7-W07歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

ホロコーストについて述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

アウシュヴィッツなどの収容所で、ユダヤ人ら約600万人が組織的に殺害された

この問題のポイント

ホロコーストの内容を問う問題。アウシュヴィッツなどでの約600万人の組織的殺害、という規模と性格で解ける。

解説

ホロコーストとは、ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に行った、ユダヤ人などに対する組織的な大量殺害を指す。
ナチスは占領下のポーランドにアウシュヴィッツをはじめとする絶滅収容所を建設し、ヨーロッパ各地からユダヤ人を貨車で移送して殺害した。犠牲者はユダヤ人だけで約600万人、ほかにロマ(少数民族)、障害者、政治犯らも犠牲となった。
重要なのは、これが一部の狂信者の暴走ではなく、法律・官僚機構・鉄道・企業まで国家の全機構を挙げて遂行された点である。
戦後、この「人道に対する罪」はニュルンベルク裁判で裁かれ、世界人権宣言(1948年)やジェノサイド条約など、戦後の国際人権保障の直接の出発点となった。

ひっかけポイント
戦闘被害ではなく民間人の組織的殺害である点、実際に実行された点で選択肢を判別する。「ホロコースト→世界人権宣言」という戦後人権レジームへの接続が探究の核心論点。

選択肢の確認

①「戦場での通常の戦闘被害を指す言葉である」
誤り。
ホロコーストは戦場での戦闘被害ではなく、非戦闘員を対象とした計画的な大量殺害を指す語である。

②「犠牲者は数百人にとどまった」
誤り。
犠牲者はユダヤ人だけでも約600万人と推計されており、数百人規模ではない。

③「戦後に初めて計画されたが実行されなかった」
誤り。
殺害は大戦中に実際に実行されており、戦後にニュルンベルク裁判で人道に対する罪として裁かれた。

④「アウシュヴィッツなどの収容所で、ユダヤ人ら約600万人が組織的に殺害された」
正しい。
ナチス・ドイツはアウシュヴィッツなどの絶滅収容所で、ユダヤ人約600万人のほかロマや障害者・政治犯らを国家の機構を挙げて組織的に殺害した。

覚えるポイント

  • ホロコーストの犠牲はユダヤ人約600万人
  • アウシュヴィッツなど絶滅収容所で組織的に遂行
  • 反省が世界人権宣言(1948年)につながる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。
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