BI-X4-DEVELOPMENT-03生物 対策問題

生物. 遺伝情報の発現と発生発生と遺伝子発現

昆虫で転写因子Hを、本来とは異なる触角の形成領域で働かせると、その位置に脚が形成された。Hの働きとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1

解き方

Hが転写因子であることと、働く位置を変えると形成器官が変わったことを結び付ける。

正解の根拠

「下流の遺伝子群を調節し、形成される器官の種類を指定する」

転写因子Hが複数の下流遺伝子の発現を調節し、その場所で脚形成の一連の過程を開始したと考えられる。

誤答の理由

  • 「脚の全ての構造タンパク質をH一つが直接つくる」:転写因子は他の遺伝子の発現を調節する。脚を構成する全タンパク質を一つの遺伝子が直接指定するわけではない。
  • 「全細胞の染色体数を変化させる」:器官の種類が変わった結果から、全細胞の染色体数が変化したとはいえない。
  • 「発生中の全ての細胞分裂を完全に停止する」:脚が形成されるには細胞増殖や分化が必要であり、全細胞分裂の完全停止とは矛盾する。

覚えるポイント

発生を調節する転写因子は、多数の下流遺伝子の発現をまとめて変え、体の位置ごとの器官形成に関わる。

共通テストでの解き方

一つの調節遺伝子が『全構造を直接つくる』のではなく、下流遺伝子群の働きを切り替えると考える。

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