RN7-062公共・倫理 対策問題

倫理C 日本の思想(4) 近現代日本の思想

平塚らいてうについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

雑誌『青鞜』の創刊に際して「元始、女性は実に太陽であつた」と宣言し、女性の解放と自我の確立を訴えた

この問題のポイント

らいてう=『青鞜』・太陽の宣言という組合せを、与謝野晶子の反戦詩と区別できるかを問う問題。

解説

平塚らいてう(1886〜1971年)は、1911年に女性だけの文芸誌**『青鞜』を創刊した女性解放運動の先駆者である。
創刊の辞「元始、女性は実に太陽であつた」は、原始において女性は自ら輝く太陽のような真正の人であったが、今や女性は他(男性)の光によって輝く、病人のように青白い顔の
月**である、と述べる(要旨)。男性に依存する存在におとしめられた女性が、隠された内なる才能と自我を取り戻し、再び自ら輝く太陽となることを呼びかけた宣言であり、日本の女性解放運動の出発点を象徴する文章となった。
青鞜社に集った女性たちは「新しい女」と呼ばれ、因習的な女性観への挑戦は社会の激しい非難も浴びたが、女性の自己表現と権利獲得の運動は、ここから本格的に展開していく。

ひっかけポイント
「君死にたまふことなかれ」は与謝野晶子の反戦詩であり、太陽の宣言との入れ替えが最頻出。らいてう=『青鞜』創刊(1911年)で固定する。

選択肢の確認

①「雑誌『青鞜』の創刊に際して「元始、女性は実に太陽であつた」と宣言し、女性の解放と自我の確立を訴えた」
正しい。
正解。らいてうは『青鞜』創刊の辞で、元始、女性は実に太陽であつたと宣言し、女性の解放と自我の確立を訴えた。

②「「君死にたまふことなかれ」という詩を発表して、日露戦争に出征した弟の身を案じた」
誤り。
誤答理由: 君死にたまふことなかれは与謝野晶子が日露戦争の際に弟を思って発表した詩であり、らいてうの言葉ではない。

③「『武士道』を英文で著して、日本女性の道徳を世界に紹介した」
誤り。
誤答理由: 英文『武士道』は新渡戸稲造の著作であり、らいてうの事績ではない。

④「日本初の女性内閣総理大臣として男女雇用機会均等法を制定した」
誤り。
誤答理由: 日本にはこれまで女性の内閣総理大臣は存在せず、男女雇用機会均等法(1985年)もらいてうの事績ではない。

覚えるポイント

  • 平塚らいてう=『青鞜』創刊(1911年)
  • 元始、女性は実に太陽であつた
  • 女性の自我の確立と解放を訴えた

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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