SG8-013地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

高潮についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

台風の気圧低下による海面の吸い上げと強風による吹き寄せで海面が上昇する現象で、ゼロメートル地帯では特に危険が大きい

この問題のポイント

高潮の発生メカニズムを問う。「気圧低下の吸い上げ+風の吹き寄せ」という2つの要因と、津波との区別が判断の軸。

解説

高潮は、台風や発達した低気圧の接近にともなって海面が異常に上昇する現象である。
要因は2つある。第一に、気圧が低いほど海面を押さえる力が弱まり、海面が吸い上げられる。第二に、強い風が沖から海岸へ吹き続けると、海水が湾の奥に吹き寄せられて水位が上がる。南に開いた湾では、台風の進路の東側で特に水位が上がりやすい。
被害が集中するのは、東京湾・伊勢湾・大阪湾岸などに広がる、満潮時の海面より低いゼロメートル地帯である。1959年の伊勢湾台風では高潮により5000人を超える犠牲者が出た。ゼロメートル地帯は地下水のくみ上げによる地盤沈下で拡大した経緯があり、防潮堤や水門の整備が進むが、いったん浸水すると排水が難しく被害が長期化しやすい。
地震による津波とは発生原因が全く異なる点を確実に区別したい。

ひっかけポイント
高潮=気象(台風)、津波=地震という原因の違いが最頻出。天文潮汐の満潮と高潮が重なると危険が増すが、高潮自体は気象現象である。

選択肢の確認

①「満月の夜にのみ発生する天文現象で、災害をもたらすことはない」
誤り。
誤答理由: 満月に関わる天文潮汐は高潮とは別で、高潮は災害をもたらす気象現象である。満潮と重なると被害は増す。

②「台風の気圧低下による海面の吸い上げと強風による吹き寄せで海面が上昇する現象で、ゼロメートル地帯では特に危険が大きい」
正しい。
正解。高潮は台風の気圧低下による吸い上げと強風の吹き寄せで海面が上昇する現象で、ゼロメートル地帯で特に危険が大きい。

③「海底地震によって海水全体が持ち上げられて発生する波である」
誤り。
誤答理由: 海底地震で発生するのは津波。高潮は台風や低気圧という気象現象が原因で、発生の仕組みが全く異なる。

④「冬の乾燥した季節風によって海面が下降する現象である」
誤り。
誤答理由: 高潮は海面の異常上昇であり下降ではない。冬の季節風による現象でもない。

覚えるポイント

  • 高潮=気圧低下の吸い上げ+強風の吹き寄せ
  • 伊勢湾台風(1959年)が代表的被害
  • ゼロメートル地帯(東京湾・伊勢湾・大阪湾岸)で特に危険

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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