TK6-067地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

計画的に建設された首都についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

ブラジリアは内陸部の開発を目的にリオデジャネイロから遷都された計画首都である

この問題のポイント

ブラジリア遷都の目的(内陸開発)と、世界各地の首都移転の事例を知っているかを問う。

解説

ブラジルは1960年、首都を沿岸のリオデジャネイロから内陸のブラジリアへ移した。人口と経済が大西洋岸に偏っていたため、内陸部(ブラジル高原)の開発を促すことが遷都の最大の目的であった。ブラジリアは飛行機の形を模した都市計画で知られ、その設計思想が評価されて世界遺産に登録されている。
首都の移転・新設は各国に例がある。

  • キャンベラ(オーストラリア): 二大都市の中間に建設
  • ワシントン(アメリカ): 建国期に計画的に建設
  • アスタナ(カザフスタン): 1997年にアルマトイから移転
  • プトラジャヤ(マレーシア): クアラルンプールから行政機能を移転
  • エジプトやインドネシアも新首都の建設を進めている
    移転の動機は、過密の緩和、国土の均衡発展、災害リスクの回避などである。一方、建設費の負担や、経済の中心が旧首都に残ることによる二重構造が課題となる。

ひっかけポイント
ブラジルの首都はリオデジャネイロではなくブラジリア。「経済の中心都市=首都」と思い込ませる選択肢が定番である。

選択肢の確認

①「首都の移転や新首都の建設はブラジル以外に例がない」
誤り。
首都移転はカザフスタンのアスタナやマレーシアのプトラジャヤなど多くの例があり、ブラジルだけではない。

②「ブラジリアは内陸部の開発を目的にリオデジャネイロから遷都された計画首都である」
正しい。
正解。ブラジリアは内陸開発を目的に1960年にリオデジャネイロから遷都された計画首都で、都市計画は世界遺産となっている。

③「ブラジルの現在の首都はリオデジャネイロである」
誤り。
ブラジルの現在の首都はブラジリアであり、リオデジャネイロは1960年までの旧首都である。

④「ブラジリアは大西洋に面した港湾都市として発展した」
誤り。
ブラジリアは内陸のブラジル高原に建設された都市であり、大西洋岸の港湾都市ではない。

覚えるポイント

  • ブラジリアは内陸開発を目的とした計画首都(1960年遷都)
  • 都市計画が世界遺産に登録されている
  • アスタナ・プトラジャヤなど首都移転の例は多い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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