TK6-068地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

ヒートアイランド現象についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

都市中心部の気温が周辺地域より高くなる現象で、人工排熱やアスファルト・建物による蓄熱などが原因である

この問題のポイント

ヒートアイランドの定義と原因を、地球温暖化との違いも含めて理解しているかを問う。

解説

ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が周辺の郊外・農村部より高くなる現象をいう。等温線を描くと都市部が島のように浮かび上がることからこの名がある。
原因は都市の構造そのものにある。

  • 人工排熱: 自動車、エアコンの室外機、工場などからの排熱
  • 蓄熱: アスファルトやコンクリートが日中の熱をため込み、夜間に放出する
  • 緑地・水面の減少: 蒸発散による冷却が働かない
  • 高層建築による風通しの悪化
    特に夏の夜に気温が下がりにくく、熱帯夜の増加や熱中症のリスクを高める。また都心の上昇気流が夏の局地的な**集中豪雨(いわゆるゲリラ豪雨)**の一因になるとも指摘される。
    対策として、屋上緑化・壁面緑化、保水性舗装、風の通り道(風の道)を確保する都市計画などが進められている。地球温暖化は地球全体の気候変動であり、都市局地の現象であるヒートアイランドとは区別が必要である。

ひっかけポイント
ヒートアイランドは「都市とその周辺の気温差」の局地現象で、地球温暖化とは仕組みも規模も別。両者を同一視させる選択肢に注意。

選択肢の確認

①「都市中心部の気温が周辺地域より高くなる現象で、人工排熱やアスファルト・建物による蓄熱などが原因である」
正しい。
正解。ヒートアイランドは都市中心部が周辺より高温になる局地現象で、人工排熱と舗装・建物の蓄熱、緑地の減少が原因である。

②「都市中心部の気温が周辺の農村部より常に低くなる現象である」
誤り。
都市中心部は排熱と蓄熱により周辺より高温になるのであり、常に低温という記述は正反対である。

③「地球全体の平均気温が上昇する現象と同じものである」
誤り。
地球温暖化は温室効果ガスによる地球全体の現象であり、都市局地の気温差であるヒートアイランドとは区別される。

④「海風が吹き込むことで都市が冷却される現象である」
誤り。
ヒートアイランドは都市が高温になる現象であり、海風による冷却はむしろ緩和に働く要素である。

覚えるポイント

  • 都市中心部が周辺より高温になる局地現象
  • 原因は人工排熱・舗装や建物の蓄熱・緑地の減少
  • 対策は屋上緑化・保水性舗装・風の道の確保

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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