TK7-028地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

シンガポールについて述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

マラッカ海峡に面する位置を生かした中継貿易で発展し、金融や物流の拠点として一人あたり所得が日本を上回る水準に達している

この問題のポイント

マラッカ海峡という交通の要衝に立地するシンガポールの発展要因と経済水準を問う。

解説

シンガポールは、インド洋と南シナ海を結ぶ海上交通の要衝マラッカ海峡の出口に位置する都市国家である。この位置を生かし、植民地時代から物資を集散する中継貿易の拠点として発展した。
独立後は輸出指向型工業化を進めてアジアNIESの一員となり、現在は国際金融センター、コンテナ取扱量で世界有数のハブ港湾、チャンギ空港を核とするハブ空港として、アジアの物流・金融の結節点となっている。石油精製や医薬品などの高付加価値工業、多国籍企業のアジア本社の誘致も進み、一人あたりGNIは日本を上回る水準にある。
人口約600万の多民族国家で、中華系が約4分の3を占め、マレー系・インド系が続く。公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語の4つで、国土が狭いため水資源をマレーシアからの導水に依存する点も特徴である。

ひっかけポイント
シンガポールは農業国でも内陸国でもなく、海峡に面した都市国家。一人あたり所得が日本より高いという統計は判別点として頻出である。

選択肢の確認

①「シンガポールは国土の大半が農地の農業国である」
誤り。
誤答理由: シンガポールは都市国家であり農地はごくわずかである。食料の大部分を輸入に依存している。

②「シンガポールは海に面していない内陸国である」
誤り。
誤答理由: シンガポールはマラッカ海峡の出口に位置する島の港湾都市国家であり、内陸国ではない。

③「シンガポールの一人あたり所得は東南アジアで最も低い水準にある」
誤り。
誤答理由: シンガポールの一人あたり所得は東南アジアで最も高く、世界でも最上位級である。最低という記述は正反対である。

④「マラッカ海峡に面する位置を生かした中継貿易で発展し、金融や物流の拠点として一人あたり所得が日本を上回る水準に達している」
正しい。
正解。シンガポールはマラッカ海峡の要衝に位置する中継貿易都市を起源とし、金融・物流の拠点として一人あたりGNIは日本を上回る。

覚えるポイント

  • マラッカ海峡の要衝に位置する中継貿易都市が起源
  • 金融・物流のハブでアジアNIESの一員
  • 一人あたりGNIは日本を上回る、多民族の都市国家

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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