KZ-R7HB-07|地理総合・地理探究 対策問題
図は、タ〜ツ(インドネシア、シンガポール、ペルーのいずれか)のGDPの産業別割合を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 4
正解
ツは農林水産業の割合がほとんどみられず、サービス業などの割合が大きいことから、都市国家のシンガポールと考えられる
この問題のポイント
GDPの産業別構成比から国を判別する問題。農林水産業の割合と、鉱業・サービス業の比重が判別の決め手になる。
解説
産業別構成比は、その国の経済発展の段階と経済の性格を映す鏡である。
ツは農林水産業の割合がほぼ見えないほど小さく、サービス業などの割合が際立って大きい。国土が狭く農地をほとんど持たない都市国家シンガポールの特徴である。シンガポールは中継貿易で栄えた港湾都市から発展し、現在は金融・情報通信などのサービス経済と石油精製などの工業で高い所得水準を実現している。
タは農林水産業が1割程度を占めており、人口が多く農業もなお重要なインドネシアと考えられる。パーム油や米などの農業生産が盛んである。
チは鉱業・エネルギー業の割合が比較的大きく、銅などの鉱産資源の輸出に依存するペルーの型である。アンデス諸国は鉱業がGDPと輸出の柱となっている。
構成比のグラフでは、まず農林水産業の割合で発展段階を見立て、次に鉱業やサービス業の比重で経済の個性を読むとよい。
ひっかけポイント
3か国とも東南アジア・南アメリカの途上国・新興国とみなして農業国と決めつけると、シンガポールの特殊性を見落とす。
選択肢の確認
①「ツは農林水産業の割合が3か国の中で最も大きい」
❌ 誤り。
誤答理由: ツの農林水産業はほぼ見えないほど小さく、最も大きいという読みは図と逆である。農林水産業が目立つのはタである。
②「タは農林水産業の割合がほぼ0%である」
❌ 誤り。
誤答理由: タには1割程度の農林水産業の帯があり、ほぼ0%なのはツである。
③「タ〜ツの産業別割合の構成はほぼ同じで、国による違いは読み取れない」
❌ 誤り。
誤答理由: 3本の帯は農林水産業・鉱業・サービス業などの割合が明確に異なり、ほぼ同じという読みは成り立たない。
④「ツは農林水産業の割合がほとんどみられず、サービス業などの割合が大きいことから、都市国家のシンガポールと考えられる」
✅ 正しい。
正解。ツは農林水産業がほぼ0%でサービス業などの割合が大きい。農地をほとんど持たない都市国家シンガポールの構成である。
覚えるポイント
- シンガポールは農林水産業がほぼ0%の都市国家
- ペルーは銅など鉱業の比重が大きい
- 農林水産業の割合は経済発展の段階を映す
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。