JT2-B30歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究B 中世の日本と世界(3) 中世の国家・社会の展開と画期

石山本願寺と寺内町について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

本願寺を中心に濠をめぐらせた寺内町が栄え、信長と約10年争った

背景・因果

大坂の石山本願寺は濠と土塁をもつ寺内町の中心として栄え、各地の一向一揆を率いて信長と石山戦争(1570〜80年)を戦った。跡地にはのちに大坂城が築かれる。

覚えるポイント

寺内町(本願寺系)・門前町(伊勢など)・港町・城下町という都市の類型問題で頻出。大坂の都市としての起源でもある。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「寺内町には商工業者の居住が禁止された」
寺内町は門徒だけでなく商人・職人も集まり、一定の特権の下で商工業が発達した都市である。商工業者の居住を禁じたのではなく、その活動が町の繁栄を支えた。

② ❌ 誤答「本願寺は最初から信長に協力した」
本願寺は当初から信長に協力したのではなく、顕如のもとで1570年から約10年間抵抗した。1580年に勅命講和を受けて石山本願寺を退去し、石山戦争が終結した。

③ ✅ 正解「本願寺を中心に濠をめぐらせた寺内町が栄え、信長と約10年争った」
石山本願寺を中心とする寺内町は濠や土塁で守られ、門徒や商工業者が集まって繁栄した。本願寺勢力は織田信長と石山戦争を1570年から1580年まで戦った。

④ ❌ 誤答「石山本願寺は幕府の直轄寺院だった」
石山本願寺は室町幕府の直轄寺院ではなく、浄土真宗本願寺派の宗教・政治的拠点だった。証如・顕如の時代に各地の門徒を結び付ける大勢力となった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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