JT2-B31|歴史総合・日本史探究 対策問題
戦国期の堺について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
会合衆による自治が行われ、鉄砲生産や貿易で栄えた
背景・因果
堺は日明貿易などで栄え、会合衆と呼ばれる豪商の合議で自治が行われた。鉄砲の生産地でもあり、宣教師に「ベニス(ヴェネツィア)のよう」と評された。信長は矢銭を課して屈服させた。
覚えるポイント
博多の年行司との対応も覚える。「大名に支配されない都市」の存在が、統一政権によって解消されていく流れが論点。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「江戸時代に初めて成立した都市である」
堺は江戸時代に初めて成立したのではなく、中世、とくに15〜16世紀に国際貿易港・自治都市として繁栄した。江戸幕府成立以前から重要な都市だった。
② ✅ 正解「会合衆による自治が行われ、鉄砲生産や貿易で栄えた」
戦国期の堺では豪商である会合衆が合議による自治を行い、日明貿易・南蛮貿易や鉄砲生産で繁栄した。環濠を備えた自治都市として、宣教師からヴェネツィアになぞらえられた。
③ ❌ 誤答「守護大名が直接支配する城下町だった」
堺は守護大名が直接統治する城下町ではなく、会合衆が自治を担った港湾商業都市である。のちに織田信長が矢銭を要求して屈服させ、統一政権の支配下に置いた。
④ ❌ 誤答「農業だけで成り立つ村落だった」
堺は農業だけに依存する村落ではなく、国内外の貿易、商業、鉄砲などの手工業で栄えた都市だった。多くの豪商が活動したことが自治を支える経済基盤になった。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。