JT2-B33|歴史総合・日本史探究 対策問題
戦国大名の領国経営について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
鉱山開発や治水、伝馬の整備など領国の経済基盤づくりを進めた
背景・因果
戦国大名は金山・銀山の開発(甲州金・石見銀山)、治水(信玄堤)、伝馬制や城下町・楽市の整備など、富国強兵のための領国経営を競った。
覚えるポイント
「戦うためにこそ経済を育てた」という視点。これらの政策の多くが織豊政権・江戸幕府に引き継がれる連続性も問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「経済政策には一切関心を持たなかった」
戦国大名は軍事力を維持する財源を得るため、鉱山・農業・交通・商業に積極的に関与した。経済政策に関心がなかったのではなく、領国経営を重要な統治課題とした。
② ❌ 誤答「領国の商業をすべて禁止した」
領国内の商業を全面禁止したのではなく、市場や城下町を整え、楽市などで取引を促す大名もいた。商業・流通の活性化は年貢以外の収入や物資調達にもつながった。
③ ❌ 誤答「農地をすべて直営地とした」
すべての農地を大名が直接耕作・経営したのではなく、家臣や在地領主、村落を通じて土地と年貢を支配した。検地などで所領・収穫を把握しても、全農地の直営化を意味しない。
④ ✅ 正解「鉱山開発や治水、伝馬の整備など領国の経済基盤づくりを進めた」
戦国大名は富国強兵のため、金銀山の開発、信玄堤に代表される治水、伝馬制や道路・城下町の整備などを進めた。領国の生産力と流通を高める政策が軍事力と支配の基盤になった。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。