JT2-B15|歴史総合・日本史探究 対策問題
戦国大名の家臣団編成に使われた寄親・寄子制の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
有力家臣を寄親とし、下級武士を寄子として預ける形で組織した
背景・因果
寄親・寄子制は、有力家臣(寄親)に下級武士(寄子)を擬制的な親子関係で預けて指揮系統を作る仕組み。鉄砲・長槍の集団戦法を支える組織的基盤となった。
覚えるポイント
血縁ではなく擬制的関係である点がポイント。貫高制(収入基準の軍役賦課)とセットで戦国大名の支配の仕組みとして問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「実の親子だけで軍団を作った」
名称に親子を含むが、実の血縁だけで軍団を作る制度ではない。大名が家臣を階層的に編成する擬制的関係である点が識別点となる。
② ❌ 誤答「農民を強制的に兵士とした」
寄子となった中心は下級武士で、農民一般を強制的に兵士へ変える制度ではない。農民動員や足軽編成とは制度の説明が異なる。
③ ❌ 誤答「僧侶を武将に任命した」
僧侶を武将へ任命する宗教制度ではなく、戦国大名が武士家臣団を編成する仕組みである。構成員も目的も一致しない。
④ ✅ 正解「有力家臣を寄親とし、下級武士を寄子として預ける形で組織した」
寄親・寄子制は有力家臣を寄親、下級武士を寄子として擬制的な親子関係で組み合わせ、指揮系統を整える制度だった。家臣団の集団戦を支える組織原理である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。