KZ-R8H-11歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 本試験

図2は地引網漁で海産物の代金一千貫文が動く仕組みの模式図である。ここから読み取れる経営のあり方として最も適切なものはどれか。

KZ-R8H-11の問題図版
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正解: 2

正解

網元が経費や賃金を負担して経営し、網子は労働力を提供する

背景・因果

図2では、商人の支払う代金一千貫文から網元が必要経費四百貫文や網子への賃金を差し引く構造が示される。網元=経営者、網子=労働者という近世漁業の分業を、金の流れから読み取らせる図である。

覚えるポイント

模式図は金の流れを矢印でたどるのが鉄則。代金一千貫文が誰に入り、そこから経費と賃金がどう出ていくかを指で追えば、経営者(網元)と労働者(網子)の関係が見える。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「代金はすべて藩の収入になる」
図には経費・賃金・販売代金の民間経営上の配分が示され、全額が藩収入になるとは描かれていない。

② ✅ 正解「網元が経費や賃金を負担して経営し、網子は労働力を提供する」
図2の代金一千貫文の流れでは、網元側から網・船などの経費と網子への賃金が支出されている。網元が資本・経営を担い、網子が労働を提供する構造である。

③ ❌ 誤答「網子が代金をすべて受け取り、網元に分配する」
矢印は代金と費用を網元中心に示しており、網子が売上全額を受け取り網元へ配分する構造ではない。

④ ❌ 誤答「商人が漁を直接行い、網元に賃金を払う」
商人は漁獲物の流通・購入に関与するが、図の漁業経営主体は網元である。商人が直接操業して網元へ賃金を払う関係ではない。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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