KZ-R8H-10|歴史総合・日本史探究 対策問題
表2の年表全体から読み取れることとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
大きな災害を契機に、史料保全の組織づくりが各地へ広がっていった
背景・因果
年表では1995年の結成以降、地震などの災害を契機に各県で結成が続いたことが追える。「表から確定できること/推測にとどまること」を区別する姿勢も共通テストの読解では重要。
覚えるポイント
「表から読み取れる」ことと「表からは確定できない」ことの区別が問われている。『〜なかったことが確定できる』型の選択肢は原則あやしいと疑う。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「史料保全の活動は国の機関だけが担った」
史料ネットは研究者・市民・大学など多様な主体による組織で、国の機関だけが担ったとは年表から言えない。
② ❌ 誤答「地震のない地域では史料ネットは結成されなかったことが確定できる」
年表だけでは「地震のない地域」を網羅できず、未記載地域で結成されないと確定できない。資料から言える範囲を越えた断定である。
③ ✅ 正解「大きな災害を契機に、史料保全の組織づくりが各地へ広がっていった」
表2では大災害の年に各地で史料ネットが結成され、その後別地域へ組織が増えている。災害を契機に市民・研究者による保全活動が連鎖したと読める。
④ ❌ 誤答「史料ネットは一度結成された後、すべて解散した」
年表には複数の史料ネットが後年まで並んでおり、結成後すべて解散したとは示されない。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。