KZ-R6TB-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
図1(『東都名所 高輪廿六夜待遊興之図』)から読み取れる江戸の行事の様子として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
屋台や見世物が並び、行事が都市の商業・娯楽と結び付いていた
背景・因果
月の出を待つ廿六夜待の場に、飲食の屋台や人出が描かれている。江戸の年中行事が商業・娯楽と一体化していたことを示す浮世絵で、都市の消費文化を読む資料として使われた。
覚えるポイント
絵の中の屋台・人混み・見世物に注目。行事の絵は「何が売られ、誰が集まっているか」から都市の消費文化を読む。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「行事は仏教寺院の内部だけで行われた」
図の舞台は高輪の屋外で、寺院内部だけの閉じた行事ではない。月の出を待つ人出と露店が広い都市空間に描かれている。
② ❌ 誤答「夜間の外出は全面的に禁止されていた」
廿六夜待は夜の月を待つ行事であり、その賑わいを描いた図自体が夜間外出の全面禁止と矛盾する。実際には夜の娯楽や参詣も行われた。
③ ✅ 正解「屋台や見世物が並び、行事が都市の商業・娯楽と結び付いていた」
浮世絵には廿六夜待に集まる人々と屋台・見世物が描かれ、行事が都市の商業や娯楽と結び付いていたと分かる。人物だけでなく周囲の商いが資料の手掛かりである。
④ ❌ 誤答「行事への参加は武士に限られていた」
図には武士だけでなく多様な町の人々が集う様子があり、参加者が武士に限定されたとは読めない。江戸の庶民的な行楽でもあった。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。