KZ-R8T-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
図は江戸時代の伊勢参りを描いたものである。図から読み取れることとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
笠や杖の旅装をした女性を含む人々が参詣の旅をしている
背景・因果
図には旅装の女性を含む庶民の参詣者が描かれる。江戸時代には五街道の整備や伊勢講の仕組みに支えられ、庶民の寺社参詣の旅が広がった。「入鉄砲に出女」の統制下でも伊勢参りは比較的通行が認められた。
覚えるポイント
人物の服装(笠・杖の旅装)と性別に注目する。江戸の旅の絵では「誰が描かれているか」=旅の担い手の広がりが読みどころになる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「人々は牛車に乗って移動している」
人物は笠と杖を用いて歩いており、牛車に乗る姿は描かれていない。図像にない移動手段を付け加えた説明である。
② ❌ 誤答「参詣は夜間のみに行われた」
参詣は昼夜を問わず行われ、図から夜間だけだったとは判断できない。旅装や歩く一行が示すのは参詣者の広がりである。
③ ✅ 正解「笠や杖の旅装をした女性を含む人々が参詣の旅をしている」
図には笠をかぶり杖を持つ女性を含む人々が徒歩で進む姿があり、庶民による伊勢参詣の旅と読み取れる。江戸時代には街道や伊勢講がこうした旅を支えた。
④ ❌ 誤答「参詣者はすべて武士である」
図の一行には女性や庶民とみられる人物が含まれ、全員が武士という装束ではない。伊勢参りは武士だけでなく広い階層へ普及した。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。