JH-C2-02歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(2) 歴史資料と近世の展望

江戸時代に伊勢参りなどの寺社参詣が流行した背景として、最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

五街道など交通網が整備され、宿場・講などの仕組みが旅を支えたから

背景・因果

五街道と宿駅・伝馬制度の整備、伊勢講などの積立の仕組み、御師の活動が庶民の旅を可能にした。関所は存続し「入鉄砲に出女」の統制があったが、寺社参詣は比較的通行が認められた。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「五街道など交通網が整備され、宿場・講などの仕組みが旅を支えたから」。五街道・宿場の整備に加え、伊勢講による旅費の積立や御師による宿泊・案内が庶民の参詣を支えた。交通網と共同組織の対応が重要である。

  • 混同防止「関所が撤廃され、通行が完全に自由になったから」:江戸時代にも関所は存続し、「入鉄砲に出女」に代表される人や物資の移動統制が行われた。通行が完全に自由になったことが参詣流行の理由ではない。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「農民の年貢負担が消滅し、生活に余裕が生まれたから」
年貢負担は江戸時代を通じて存続した。寺社参詣の普及は年貢消滅ではなく、商品経済の発達や交通網・講の仕組みと結び付く。

② ❌ 誤答「関所が撤廃され、通行が完全に自由になったから」
江戸時代にも関所は存続し、「入鉄砲に出女」に代表される人や物資の移動統制が行われた。通行が完全に自由になったことが参詣流行の理由ではない。

③ ✅ 正解「五街道など交通網が整備され、宿場・講などの仕組みが旅を支えたから」
五街道・宿場の整備に加え、伊勢講による旅費の積立や御師による宿泊・案内が庶民の参詣を支えた。交通網と共同組織の対応が重要である。

④ ❌ 誤答「幕府が庶民の旅行を奨励し、費用を全額負担したから」
幕府が庶民全員の旅費を負担した事実はない。旅費は個人の蓄えや伊勢講などの共同積立によって賄われた。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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