JH-C3-03歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

江戸時代の村と百姓について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

検地帳に登録された本百姓が年貢を負担し、年貢は村請制により村全体の責任で納められた

背景・因果

村は名主(庄屋)・組頭・百姓代の村方三役を中心に運営され、年貢は村請制で村単位に課された。五人組は年貢納入や犯罪防止の連帯責任組織。田畑永代売買の禁止令や分地制限令で本百姓の維持が図られた。中世の惣村の自治が近世支配に組み込まれた、という流れで理解する。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「検地帳に登録された本百姓が年貢を負担し、年貢は村請制により村全体の責任で納められた」。検地帳に登録された本百姓を年貢負担の基礎とし、名主・組頭・百姓代を中心に村請制で村が年貢納入を請け負った。村の自治組織を幕藩支配に組み込む仕組みである。

  • 混同防止「年貢は幕府の役人が農民一人ひとりから直接徴収した」:年貢は村請制で村全体に割り当てられ、村方三役が個々の負担を取りまとめた。幕府役人が全国の農民一人ずつから直接徴収したのではない。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「年貢は幕府の役人が農民一人ひとりから直接徴収した」
年貢は村請制で村全体に割り当てられ、村方三役が個々の負担を取りまとめた。幕府役人が全国の農民一人ずつから直接徴収したのではない。

② ❌ 誤答「五人組は商人だけの組織である」
五人組は主に百姓・町人を近隣単位で編成し、年貢納入・治安・キリシタン取締りなどに連帯責任を負わせた。商人だけの組織ではない。

③ ❌ 誤答「百姓は土地を自由に売買できた」
幕府は1643年の田畑永代売買禁止令などで耕地の売買を制限し、本百姓の没落を防ごうとした。土地を完全に自由売買できたわけではない。

④ ✅ 正解「検地帳に登録された本百姓が年貢を負担し、年貢は村請制により村全体の責任で納められた」
検地帳に登録された本百姓を年貢負担の基礎とし、名主・組頭・百姓代を中心に村請制で村が年貢納入を請け負った。村の自治組織を幕藩支配に組み込む仕組みである。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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