JH-C2-03|歴史総合・日本史探究 対策問題
百姓一揆の傘連判状(からかされんぱんじょう)で、署名が円形に書かれている理由として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
首謀者が誰か分からないようにし、参加者の対等な結束を示すため
背景・因果
傘連判状は放射状・円形に署名することで首謀者を特定されにくくし、同時に参加者が対等に結び付いていることを示した。一揆の資料からは、要求内容(年貢減免など)・組織のあり方・処罰を読み取らせる。百姓一揆の件数グラフと飢饉の年表を重ねる出題も定番。
覚えるポイント
核となる対応:「首謀者が誰か分からないようにし、参加者の対等な結束を示すため」。傘連判状は署名を放射状・円形に配置して筆頭者を分かりにくくし、参加者の対等な結束を表した。首謀者特定を避ける一揆側の工夫である。
混同防止「身分の高い順に円の中心から署名するため」:円の中心から身分順に並べる形式ではなく、上下関係や筆頭署名を見えにくくする形式である。参加者の対等性を示す目的と逆になる。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「首謀者が誰か分からないようにし、参加者の対等な結束を示すため」
傘連判状は署名を放射状・円形に配置して筆頭者を分かりにくくし、参加者の対等な結束を表した。首謀者特定を避ける一揆側の工夫である。
② ❌ 誤答「身分の高い順に円の中心から署名するため」
円の中心から身分順に並べる形式ではなく、上下関係や筆頭署名を見えにくくする形式である。参加者の対等性を示す目的と逆になる。
③ ❌ 誤答「文字を美しく見せる装飾のため」
円形配置は単なる装飾ではなく、処罰されやすい首謀者を特定させない実用的意味を持つ。一揆の組織原理を示す史料である。
④ ❌ 誤答「署名した順番を正確に記録するため」
署名順を正確に示すなら通常の縦書きの方が明瞭である。傘連判は順番を隠し、誰が先導したかを曖昧にする。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。