JH-B2-01|歴史総合・日本史探究 対策問題
江戸時代末期の絵馬を模写した図には、熱湯に手を入れて真偽を確かめる場面が描かれている。中世に行われた、これとよく似た呪術的な裁定方法はどれか。

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正解: 4
正解
湯起請
背景・因果
熱湯に手を入れて火傷の有無で真偽を判じるのが湯起請で、古代の盟神探湯の系譜を引く。争いを調停する強い政治権力が確立していない中世社会では、神仏の判定に頼る裁定や自力救済が目立った。
覚えるポイント
熱湯に手を入れる場面=湯起請の型。古代の盟神探湯→中世の湯起請という神判の系譜で覚える。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「検地」
検地は土地の面積・等級・収穫高や耕作者を調査する政策である。熱湯を使って争いの真偽を判定する方法ではない。
② ❌ 誤答「評定衆による合議」
評定衆は鎌倉幕府で政務や裁判を合議した機関である。人間の合議による裁判であり、神仏に判定を委ねる呪術的裁定とは異なる。
③ ❌ 誤答「撫民政策」
撫民政策は為政者が民衆をいたわり生活を安定させようとする統治方針である。個別の争いを熱湯で判定する神判ではない。
④ ✅ 正解「湯起請」
湯起請は熱湯に手を入れ、火傷の程度を神意の表れとして真偽を判定する神判である。古代の盟神探湯の系譜を引く。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。