KZ-R7HB-05|歴史総合・日本史探究 対策問題
図は石臼の構造と機能を示し、粉挽き臼と茶臼が描かれている。石臼の普及が支えた中世の生活の変化として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
うどんなどの粉食や、抹茶を飲む喫茶の習慣が広まった
背景・因果
粉挽き臼は小麦を小麦粉に、茶臼は茶葉を抹茶にする。石臼の普及は粉食文化(うどん・まんじゅう)と喫茶の習慣の広まりを支えた。禅宗とともに伝わった茶が武士・庶民へ広がる流れと重なる。
覚えるポイント
構造図は「入るもの(小麦・茶葉)→出るもの(粉・抹茶)」の矢印をたどる。道具の仕組みから食文化を復元する考古学の型。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「食品の保存がすべて不可能になった」
石臼の普及は食品加工を可能にしたのであり、保存をすべて不可能にするものではない。乾燥した穀物や茶葉は必要に応じて粉にできた。
② ✅ 正解「うどんなどの粉食や、抹茶を飲む喫茶の習慣が広まった」
図の粉挽き臼は小麦を粉にし、茶臼は茶葉を抹茶にするため、石臼の普及はうどんなどの粉食と喫茶の広がりを支えた。投入物と出てくる粉を図で対応させると分かる。
③ ❌ 誤答「米をまったく食べなくなった」
粉食が広がっても米食は並存し、中世の人々が米をまったく食べなくなったわけではない。石臼は食生活の選択肢を増やした。
④ ❌ 誤答「鉄製の農具が消滅した」
石臼は製粉・製茶の道具で、鉄製農具の存廃とは別の技術である。中世には鉄製の鍬や鋤なども引き続き使われた。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。