KZ-R7HB-08|歴史総合・日本史探究 対策問題
図の錦絵『高縄(高輪)鉄道之図』には、海上に築かれた堤の上を蒸気機関車が走る様子が描かれている。この高輪築堤の遺構が2019年以降の再開発工事で発見されて大きな話題となったが、このことが示す内容として最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
近代の歴史も、発掘調査などの考古学的手法で研究されること
背景・因果
高輪築堤跡の発見は、文書や絵画に加えて考古資料が近代史研究でも重要であることを示した。錦絵の描写と発掘成果を突き合わせられる好例として、資料活用の観点から出題された。
覚えるポイント
「絵画資料(錦絵)と考古資料(遺構)の照合」という方法論の問題。近代でも発掘調査が有効という点が新しい学び。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「錦絵の描写がすべて空想だったこと」
遺構が錦絵に描かれた海上築堤の存在を裏付けたため、描写がすべて空想だったことを示さない。図像と考古資料が対応する好例である。
② ❌ 誤答「遺構の発見により鉄道開業年が変更されたこと」
発掘によって施設の構造は詳しく分かったが、1872年という鉄道開業年は変更されていない。新発見が必ず既知の年代を覆すわけではない。
③ ✅ 正解「近代の歴史も、発掘調査などの考古学的手法で研究されること」
2019年以降に高輪築堤の実物遺構が発掘されたことは、近代史でも考古学的な発掘調査が有効だと示す。錦絵・文書と遺構を照合することで鉄道建設を具体的に研究できる。
④ ❌ 誤答「明治時代の記録文書がすべて失われていること」
明治期の公文書や新聞、錦絵などは多数残っており、発掘が必要なのは記録がすべて失われたからではない。異なる資料を組み合わせることで理解が深まる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。