KZ-R7HB-09|歴史総合・日本史探究 対策問題
表は明治初期のお雇い外国人の人数の推移を示す。1870年代後半から総数が減少していく理由として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
日本人の技術者・教員が育ち、高給の外国人に代わっていったから
背景・因果
お雇い外国人は破格の高給で、財政負担が大きかった。工部大学校や帝国大学などで日本人の人材が育つと、外国人は次第に減っていく。「技術移転の完了」を人数の推移から読み取らせる表である。
覚えるポイント
表の合計列の推移(減少)を読み、理由を「日本人人材の育成」で説明する。お雇い外国人の高給=財政負担も背景。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「外国人がすべて帰化して統計から消えたから」
お雇い外国人が全員帰化した事実はなく、多くは契約終了後に帰国した。統計の減少は主に日本人専門家への交代で説明される。
② ✅ 正解「日本人の技術者・教員が育ち、高給の外国人に代わっていったから」
工部大学校などで日本人の技術者・教員が育つと、技術移転を担った高給のお雇い外国人は順次日本人へ置き換えられた。表の1870年代後半からの人数減少は人材育成の進展を示す。
③ ❌ 誤答「外国人の来日が法律で全面禁止されたから」
外国人の来日が全面禁止されたのではなく、その後も外交官・商人・専門家などが来日した。政府雇用者が減ったことと入国禁止は別である。
④ ❌ 誤答「政府が近代化政策そのものを放棄したから」
政府は鉄道・工業・教育などの近代化政策を続け、外国人から学んだ技術を日本人が担う段階へ移った。人数減少は近代化放棄ではなく技術移転の成果である。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。