KZ-R7T-13|歴史総合・日本史探究 対策問題
表は1950〜65年の年齢階層別の農業就業者数を示す。若い年齢層の減少が特に大きい理由として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
正解
高度経済成長期に若者が都市部の工場や商店へ就職したから
背景・因果
高度成長期には中学・高校を出た若者が集団就職などで都市部へ移動し、「金の卵」と呼ばれた。農村の過疎化・農業の担い手の高齢化は、この時期に始まる現代的課題である。
覚えるポイント
年齢階層別の表は「どの行が最も減ったか」を見る。15〜24歳の急減=集団就職・金の卵、という語との対応で覚える。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「高度経済成長期に若者が都市部の工場や商店へ就職したから」
1950〜65年の高度経済成長期には、若者が集団就職などで農村から都市の工場・商店へ移動した。表で若い農業就業者ほど大きく減る特徴を説明できる。
② ❌ 誤答「農業の機械化が完全に禁止されたから」
この時期は農業機械化が進められ、省力化が農村の労働力流出とも結び付いた。機械化が完全に禁止されたという事実はない。
③ ❌ 誤答「若者の人口自体がこの時期に激減したから」
若い年齢層そのものが全国で消えたのではなく、就業先と居住地が農業・農村から都市の第二次・第三次産業へ移った。表は総人口ではなく農業就業者数を示す。
④ ❌ 誤答「農地がすべて国有化されたから」
戦後の農地改革は地主の土地を小作人へ売り渡して自作農を増やす政策で、全農地の国有化ではない。若年層の減少は高度成長期の都市移動で説明される。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。