KZ-R7H-03|歴史総合・日本史探究 対策問題
グラフはアメリカ合衆国への出身地域別移民数の推移を示す。1920〜40年代に移民数が大きく減少した理由として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
移民を制限する法律の制定や、恐慌・戦争が続いたから
背景・因果
1920年代の移民法による制限(1924年法で日本人移民は事実上禁止)、1930年代の世界恐慌、そして第二次世界大戦が移民の波を細らせた。グラフの谷を制度・経済・戦争の3要因で説明できるようにする。
覚えるポイント
グラフの谷(1920〜40年代)は「移民法・世界恐慌・戦争」の3点で説明する。制度・経済・戦争の3要因を揃えると論述にも使える。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「船舶による大西洋横断が禁止されたから」
大西洋横断そのものが恒久的に禁止された事実はなく、旅客船は運航を続けた。法的な入国制限と恐慌・戦争による移動困難を区別する必要がある。
② ✅ 正解「移民を制限する法律の制定や、恐慌・戦争が続いたから」
1920年代の移民制限法、1930年代の世界恐慌、続く第二次世界大戦が重なり、アメリカへの移民数は大きく減少した。グラフの谷を制度・経済・戦争の三要因で説明できる。
③ ❌ 誤答「アメリカの人口が減少したから」
アメリカの総人口は1920〜40年代にも長期的には増加しており、移民減少を人口減だけでは説明できない。入国制限や恐慌・戦争が直接の要因である。
④ ❌ 誤答「ヨーロッパで人口が急減したから」
ヨーロッパでは戦争などによる多数の死者が出たが、地域人口全体の急減だけが移民数低下の理由ではない。アメリカ側の移民割当制度が流入を制限した。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。