KZ-R7H-05|歴史総合・日本史探究 対策問題
グラフは幕府領の石高と年貢高の推移(1665〜1825年)を示す。石高が18世紀半ばにかけて増加した主な理由はどれか。

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正解: 4
正解
新田開発が進み、耕地面積が拡大したから
背景・因果
17世紀〜18世紀前半は新田開発の時代で、耕地の拡大が幕府領の石高を押し上げた。町人請負新田など多様な開発形態もあわせて覚える。生産力の上昇は人口増と三都の発達を支えた。
覚えるポイント
石高の線の傾きが急な時期=新田開発の最盛期。「石高は増えたのに年貢高は横ばい」という2本の線の開きも重要な読みどころ。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「米の輸入が増えたから」
石高は土地の米生産力を米の量で表示したもので、外国からの米輸入量ではない。国内の新田開発による耕地と生産力の拡大が主因である。
② ❌ 誤答「検地が廃止されたから」
江戸時代にも新田や領地の生産力を把握する検地は行われた。検地の廃止ではなく、開発された土地が石高へ組み込まれたことが増加につながる。
③ ❌ 誤答「石高の単位が変更されたから」
石高の単位である石が途中で変更されたため増えたのではない。同じ尺度で推移を比べたグラフなので、実質的な耕地拡大を読む。
④ ✅ 正解「新田開発が進み、耕地面積が拡大したから」
17世紀から18世紀前半には新田開発が盛んに行われ、耕地面積が広がったため幕府領の石高も増加した。グラフの上昇時期は町人請負新田などの開発期と重なる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。