KZ-R7T-11|歴史総合・日本史探究 対策問題
表は、都の移転と東北地方に関する政策を対応させたものであり、「出羽国を設置した」時期が空欄アの遷都と結び付けられている。この出羽国設置(712年)よりも前の7世紀半ば、日本海側を船で北上して蝦夷の地に遠征した人物はどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正解
阿倍比羅夫
背景・因果
阿倍比羅夫は斉明朝(7世紀半ば)に日本海側を北へ遠征した。8世紀の出羽国設置・多賀城、9世紀の坂上田村麻呂と、古代の東北政策は段階を追って整理する。
覚えるポイント
阿倍比羅夫=7世紀・斉明朝の日本海側遠征。坂上田村麻呂(9世紀・陸路の征討)との時代と経路の違いを整理。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「源義家」
源義家は11世紀の前九年合戦・後三年合戦で東北地方に関わった武将である。古代ではあるが阿倍比羅夫より約400年後に当たる。
② ❌ 誤答「アテルイ」
アテルイは8世紀末に朝廷軍へ抵抗した蝦夷側の指導者である。朝廷から日本海側へ派遣された遠征者ではない。
③ ✅ 正解「阿倍比羅夫」
阿倍比羅夫は斉明朝の7世紀半ば、日本海側を船で北上して蝦夷の地へ遠征した。設問の時期と海路という二つの手掛かりに一致する。
④ ❌ 誤答「坂上田村麻呂」
坂上田村麻呂が征夷大将軍として蝦夷征討に当たったのは8世紀末から9世紀初めである。出羽国設置以前の7世紀半ばではない。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。