JT3-C15|歴史総合・日本史探究 対策問題
17世紀後半に河村瑞賢が整備した、東北地方の年貢米を江戸・大坂へ運ぶ航路はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
東廻り海運・西廻り海運
背景・因果
河村瑞賢は1670年代、出羽・陸奥の幕領米を運ぶため、太平洋岸を回って江戸へ至る東廻り海運と、日本海から下関を経て大坂へ至る西廻り海運を整備した。特に西廻りは物流の大動脈となり、後の北前船の活躍につながった。江戸・大坂間には菱垣廻船・樽廻船が就航した。
覚えるポイント
「東廻り=江戸へ」「西廻り=大坂へ」の到達地の対応が定番の引っかけ。菱垣廻船と樽廻船(酒荷専用・速い)の区別も頻出。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「北前船・菱垣廻船」
北前船は西廻り航路で活躍した船、菱垣廻船は大坂・江戸間の貨物船である。河村瑞賢が整えた二つの航路名そのものではない。
② ✅ 正解「東廻り海運・西廻り海運」
河村瑞賢は17世紀後半、東北の年貢米を太平洋側から江戸へ運ぶ東廻り海運と、日本海・下関経由で大坂へ運ぶ西廻り海運を整備した。
③ ❌ 誤答「南蛮貿易航路」
南蛮貿易航路はポルトガル・スペイン商人との16〜17世紀初頭の海外交易路である。国内年貢米輸送の航路名ではない。
④ ❌ 誤答「朱印船航路」
朱印船航路は朱印状を持つ日本船が東南アジアへ渡った海外貿易路である。東北年貢米を江戸・大坂へ運ぶ国内航路ではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。