JT2-A05歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究A 原始・古代の日本と東アジア(1) 黎明期の日本列島と歴史的環境

2世紀後半の「倭国大乱」の考古学的な裏付けとされるものはどれか。

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正解: 2

正解

防御的な高地性集落の増加

背景・因果

中国史書が伝える2世紀後半の倭国大乱の時期には、見晴らしのよい山上に高地性集落が営まれた。環濠集落とともに、戦いに備えた集落の存在が争乱を裏付ける。

覚えるポイント

「文献(中国史書)と考古資料(集落)の照合」という方法自体が問われる。卑弥呼の共立は大乱の収拾として位置づけられる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「寺院の建立」
日本で寺院建立が本格化するのは仏教公伝後の6世紀末以降である。2世紀後半の争乱とは三百年以上隔たり、年代が合わない。

② ✅ 正解「防御的な高地性集落の増加」
2世紀後半には見晴らしと防御に適した高地性集落が増え、環濠集落とともに争乱への備えを示す。中国史書の倭国大乱と考古資料を照合する根拠となる。

③ ❌ 誤答「巨大古墳の出現」
巨大な前方後円墳の出現は3世紀後半以降の古墳時代で、2世紀後半の倭国大乱を直接裏付ける資料ではない。むしろ大規模首長権の成立を示す。

④ ❌ 誤答「貝塚の増加」
貝塚は主に縄文時代の食物残滓などを含む生活遺跡で、その増加自体は戦乱への防御を示さない。争乱の根拠には立地や環濠など防御性を見る必要がある。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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