JT2-A06|歴史総合・日本史探究 対策問題
古墳の副葬品の変化について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
前期は銅鏡や玉など呪術的な品が、中期には武具や馬具が増える
背景・因果
前期古墳の副葬品は銅鏡・玉など司祭者的な性格を示すが、中期には武具・馬具が増え、被葬者の性格が武人的な支配者へ変化したことを示す。後期には群集墳が増え、有力農民層まで古墳を築くようになる。
覚えるポイント
「副葬品→被葬者の性格→政権の性格」の推論チェーンで問われる。馬具の登場は大陸との交渉(渡来人)とも関連。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「前期は銅鏡や玉など呪術的な品が、中期には武具や馬具が増える」
前期古墳では銅鏡・玉類など司祭者的性格を示す品が多く、中期には鉄製武器・甲冑・馬具が増えた。副葬品の変化は支配者の武人的性格や大陸交流の強まりを示す。
② ❌ 誤答「時期による副葬品の変化はまったくない」
古墳の副葬品は時期によって構成が変わり、被葬者や政権の性格を考える資料となる。「変化がまったくない」は前期の鏡・玉と中期の武具・馬具の差を無視している。
③ ❌ 誤答「前期から鉄砲が副葬された」
鉄砲が日本へ伝来したのは1543年で、古墳前期より約千年以上後である。古墳に副葬された鉄製武器と火縄銃を混同している。
④ ❌ 誤答「後期には副葬品がすべて禁止された」
後期古墳でも武器・装身具・須恵器などの副葬品があり、横穴式石室をもつ群集墳も増えた。副葬が全面禁止された事実はない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。